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江国 香織の本を買ってみる(ただし中古で)

最近、「どーしても読んでおかなければならない」気がしてきたのが
江国香織の本であった。
ワタクシはこの人の本を一冊も一行も読んだことがないが大キライだった。
理由は『昔の彼女が好きだった作家だったから』っと
大キライになるには我ながら理不尽な理由である。

当時の彼女が
突然「私、本を作りたいんだ。ねっ、絵描いてね!!」っと言ってきた
ワタクシが「へっ?ぁぁっ・・・描こうか?」っと生ぬるい返事をしたら
「絶対だよー!絶対描いて!!
でね、製本屋に相談に行ったんだけどー・・・」っと
なんだか製本する気満々でワタクシに言ってきたことがあった。

誰がどう見ても汚くテキトウな絵しか描かないのに(「しか描けない」が正解)
「いかげんでデタラメな絵を書くワタクシが小説の挿絵を書く?!」
・・・
「しかし一体どんな本を書くんだ?」っと聞いてみたら
どうやら今までの恋愛経験を綴った小説のようなものを
書きたいということだった。

お父さんはギャンブルで借金こしらえ死んでしまい
お母さんは借金を返す為、体を売って生活していたり・・・
兄からレイプされかけたり・・・
っと確かに彼女の体験は小説になっていても
おかしくないような気もする。
恋愛も色々と大変な苦労があったようである・・・

・・・で、ここ最近強く影響を受けたのが「江国香織」だったようで
「何もかもがむちゃくちゃ」な彼女だっただけに
「ホントに製本しやがるかもしれない・・・」と
生ぬるい返事をしたワタクシだったが
「イラストを描くのかぁ・・・」
と考えると腹が痛くなったものだ。
どこに向けていいのかわからないワタクシの怒りのベクトルは
読んだこともない江国香織の作品に向かっていったのである。

かなり気性難な彼女であったが
(生理の時なんて大変だったんだよ。
なぜか生理がおこる時期になると気性が激しくなり
ワタクシが「ごめんね」っと何度も意味がよくわからないながらとりあえず謝っていたことか・・・)
別れて5年くらい経った今頃、
なぜか突然「江国香織・・・読んで見るかー・・・読まずして嫌いなのも失礼だろう・・・」っと
思い古本屋で5冊購入。
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とりあえず「きらきらひかる」を3ページほど読んだところで
このブログを書いているのだが
当時の彼女がホームページを作っており
そこで「どうやらワタクシ宛てみたいな色恋の詩」を公表していたのだが
「なにやら不思議な詩を書く人じゃなー・・・」と思ったの覚えているが
その「不思議さ」はやはり江国香織から彼女なりに汲み取ったのであろう・・・
しかしプロの作品は3ページ読んだだけでも先が気になる作品になっているが
ワタクシの彼女だった人が作った作品は
「あまり先が読みたいと思わない読み物だった」だが
どうやら本人も400字詰め原稿を2枚程度書いたところで
満足したようで製本はギブアップしたのであった・・・
ほっと一安心したワタクシ・・・

あー・・・本の感想はまた後日。
by amotthutatabi | 2005-04-14 20:26 | | Comments(0)