「夢二の生家」によってみた
存在は道路の看板で何回も見ては来たが
実際に行こうと思ったのは今日がはじめてである。
生家前の看板の写真を撮っていたが
前にガゾリンスタンドがありそこのオネェさんがよほどヒマらしく
じっくりとワタクシの動きを観察してくる。
「こりゃうかつに万引きできないな」っと何か間違ったことを思ったり。
家の裏側
ただここは夢二の歴史等を展示している家なので実際に住んでいたかはよくわからない。
破れが少し気になる
この建物の中は撮影禁止であった。
入場料はいらないようであったが何か箱はあったので
どこかで券を買ったりするのかもしれない。
作品等は数点しかないが歴史は割りとよくわかる。
夢二の歴史がここでは勉強できるだろう。
で、「夢二ってだれよ?」っという人のためにとても簡単に解説すると
「大正ロマンという言葉がよく似合う男で美人画を書いて有名な人だ。」
という感じか。
ワタクシこの人の「黒猫を抱く女」が好きデス。
タイトルはそれで覚えてましたがどうやら正確なタイトルは
「黒船屋」らしい
ぼわんっとした表情がいいよねー
ネットでリトグラフを販売しているところをなどあります(ココ)
(定価13万が今なら42000円・・・50%OFF超えすなわち在庫処分かよ・・・
たぶん42000円でも所詮はリトグラフなんぞコピーだからまだまだ値切れるハズだ!)
まぁしかし夢二先生はいろんな女性が好きなようで
ことごとく名前が違う女性と写真に写ってらっしゃる。
ワタクシはここでふと疑問に思ったが
「スケベなのは田山花袋も同じ・・・田山のオッサンも夢二と一緒な大正ロマンじゃねーのか?」
と思うが夢二のポーズをキメた写真を見ると夢二のオッサンはなかなか役者である。
かっこいいし触ってはいけないような影がある。
田山のオッサンでは外見がいかにも「弟子をすぐ食べそうなオッサン」だけに
ロマンは感じられない。
ある種かわいそうな田山花袋である。
ここには夢二の絵のモデルであるお葉の写真があったが
「あーこの人がモデルの!!なるほど似てる!!」
と思ったほど夢二の絵によく出てくる顔である
ぼやんとした表情の女性でキレイな人である。
(あまり誉めてないように聞こえるかと思うが
写真を見た感じでもたぶん笑顔にも自信を持ってらっしゃるよ。このお葉さんは。)
んー「元祖ボインちゃん」な朝丘雪路さんに似てるような気もするねぇ・・・
夢二が撮ったらしい全裸のお葉の背中の写真があるが
丸っこい背中が昔の女性を感じさせる。
後で「お葉さんは縛り絵にも出てた」ことを知り(どうやら脱ぎのプロだったようだ)
「なるほど。この女性を縛ってみたくなるのはわかる気がする」
ここでその縛り絵師、伊藤晴雨の絵を掲載しようとネットで探すが
落ちていない・・・
まぁエロ描写か芸術かはエキサイトさんにも迷惑な問題だろうから
ある意味画像が落ちてなくてよかった。
「大正ロマンっていうのはなかなか悪くないねー」っとなんだか知ったかぶりしながら
ここを後に出来るハズです。多分。
あと客層もおばさまが多いようです。
ワタクシが行った時間では間違ってもココで恋は生まれないようです。